腰痛、股関節痛に病名が着いた
母の話では、私は両足ともに先天性股関節脱臼で生まれたらしい。そういえば、小さい頃は前屈や海老反りは柔らかいのに、開脚は全然できなかった。
中学生の頃は、腰痛がひどく小走りさえできない時期もあったが、股関節はほとんど気にしてなかった。ただ、長時間歩いたり立ったままでいると、股関節も痛くなっていたような気がする。
会社員になった頃には、腰痛には「第五腰痛分離滑り症」、股関節には「臼蓋形成不全」という病名がついた。
痛みが悪化して
会社で居室の移動(引越し)があり、重い作業台を運んだり、ネット配線のためにかがんだりしたら、あるこことさえできないほどの股関節の痛みに襲われた。それからは、常に鈍痛に悩まされた。
痛いのが辛くて、いろんな病院、カイロプラクティック、運動療法を探しまくった。最後には、股関節を守るつもりで松葉杖をついていた。運動療法やカイロプラクティックの施術師さんは、「手術なんて受けたら後に戻れないんですよ」と散々脅されていたからか、置換手術は絶対に嫌だった。
人工股関節置換手術を決める
そんな時、知人の高齢のお母様が、人工股関節の手術をしてから痛みがなくなったと聞かされた。看護師の妹からも「60歳70歳が普通に受ける治療なのに、なんで受けるのを躊躇っているんだ」と背中を蹴っ飛ばされ、人工股関節の置換手術を受けることにした。この時、医師たちの話から松葉杖が最悪の手段だったと気付かされた。松葉杖をついていたら、どんどん筋力が落ちて、体のバランスも崩れてしまい、下手をすれば人工股関節に置換しても筋力がなくて杖を手放せなくなっていたかも知れなかったのだから。
エゴスキューとの出会い
エゴスキューに出会ったのは、置換手術日が決まった後だった。ネットで股関節の痛み解消で検索して見つけたんだと思う。すぐにエゴスキューの体験個人セラピーに申し込んだ。
体験個人セラピーでは、今の痛み、手術のこととかを話したんだと思う。これまでの施術師さんたちとは違って、「痛いのが辛い」ということに寄り添ってもらえたのが嬉しかったのを覚えている。手術日が決まっているのなら、リハビリの一環としてやってみてはどうかと、提案してくれたのも担当の方だった。今の生活のままなら、人工股関節に置換しても、また痛みがぶり返す可能性が高いと、私自身が考えていたので、その後の正式な個人セッションでリハビリ用のメニューを組んでもらった。